訪問看護に関する最近のニュースのまとめとその要点

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近年、訪問看護に関するニュースは多くなっています。
その中でも、最新の問題となっているニュースに関して紹介していきます。

近年、「がん患者」というのは、増加の一途を辿っており、高齢者になるにつれて多くなる病気の一つです。
しかし、「ガン」と診断されると訪問看護を利用する際に保険制度が切り替わってしまって、
利用者の負担額が増大することになってしまいます。

今後、「がん」という病気は根治治療ができない以上、増加していくしかない病気の一つだと思われます。
「進行を遅らせる」、「早期に発見できれば治療できる」という制限付きな上に、
自覚症状が遅く、中期以降にならないと自覚できないことも多くなっています。
そのために、今回のニュースは考えさせられることが多いニュースでもあります。


■がん患者への訪問看護では介護保険が適用されない

2012年5月18日の最近のニュースですが、
がん治療の通院が難しくなって、在宅医療に切り替えました。
そして、病院が訪問診療に携わる医者を紹介してくれて、その医者が勧めるように、
介護保険の申請をしました。

そして、申請後1ヶ月で申請が通り「要介護1」の判定が出ましたが、今も利用しているのは、
「介護ベッド」のみです。要介護1の場合は月に16万5800円まで使えるのですが、
介護ベッドの2万5000円分しか使っていません。

残り14万円ちょっと残っていますが、こちらの方は訪問看護のサービスを受ける事ができませんでした。
その理由としては、「介護保険のサービスの中に組み込まれないから」という理由です。

「ガン」になってしまうと、介護保険に入っていても、
医療保険としての訪問看護になってしまうので、負担額が1割から3割に跳ね上がってしまいます。

また、ガンの場合は、ほとんど毎日の訪問看護が必要になり、
その場合だと、介護保険の利用限度額を超えてしまい、全額自己負担になってしまいます。

そのために、現場ではルール違反も頻繁に行われています。

訪問看護師が担当の医師に「指示書に医療保険対象のガンと書かないで欲しい」と頼み込んで
介護保険で訪問看護を行うというものです。

他の訪問看護師にも、「患者から介護保険で入って欲しいといわれることはよくある」というように、
悩みを打ち明けています。

訪問看護のサービスでは、介護保険が適用されるか医療保険が適用されるかで内容が変わるということはありません。
あくまでも、利用者の負担額が変わるというだけです。

病名で保険が変わって、1割負担か3割負担かに変わります。
さらに、医療保険の場合は日・祝日の訪問看護に保険外負担が掛かりますが、
介護保険では掛かりません。

これらのことからも、利用者の立場になって考える訪問看護師と、国の間で紛争が巻き起こっています。

(引用:msn産経ニュース【ゆうゆうLife】URL http://sankei.jp.msn.com/life/news/120518/bdy12051808030003-n1.htm)


『訪問看護師としての理想の対応』

訪問看護師というのは、法律や制度の従事者というわけではなく、
あくまでも「利用者のことを考える」というのが仕事の本筋になりますので、
今回のニュースに関しての意見として、訪問看護師の方が行っているのは「法令違反」ではありますが、
好ましいものではないでしょうか。

現場では苦しんでいる利用者が居るのに、何もできないということはありません。
一致団結して世論を動かせば、法律の方が変わるということも少なからず前例があります。

ですので、訪問看護師の方は利用者の立場に立って、どんどん法律を変えてください。
今回紹介したニュースは、インターネットで紹介された小さなニュースですが、
この火種が大きくなるためには、現場の訪問看護師の力が必ず必要になります。

今後、「訪問看護」というスタイルは確立されていく分野であり、
ガン患者は増加の一途を辿ることも考えられます。

そして、長引く不況で訪問看護の費用が払えないというような高齢者の方も出てくることが懸念されますので、
訪問看護師の方は「現状で満足していないけど法律だから仕方ない」というのではなく、
もっと国を動かすということを考えて行動しても良いのではないでしょうか。